山の日アンバサダー有志らによるネパール支援―山からもらったものを、今度はネパールへ。

山からもらったものを、
今度はネパールへ。

山の日アンバサダー有志らによる
ネパール大規模洪水支援

2026年8月、ネパールで大規模な洪水・土石流災害が発生しました。

ヒマラヤ山脈のランタン地域から流れ出した土石流は、

ティムレ、ラスワガディ、シャブルベシなどの村々を襲い、

多くの人々の暮らしと、道路や橋などの生活基盤に甚大な被害をもたらしました。

私たち日本の山岳界は、長い年月にわたり、ネパールの山々と人々から本当に多くのものをもらってきました。

ヒマラヤという夢。山を登る喜び。シェルパをはじめとする現地の仲間たちとの友情。

そして、山とともに生きることの意味。

今回の災害を前に、私たちにも何かできないだろうか。

そんな思いから、趣旨に賛同する有志が集まり、ネパールへの支援を呼びかけることにしました。

私たちは、山からたくさんのものをもらってきました。

だから今度は、私たちから少しでも返したい。

それが、この活動の出発点です。

追加のお知らせ(2026年10月13日)

10月11日、ネパール・ゴルカ地方でも新たに大規模な土石流・洪水災害が発生し、被害が広がっています。
相次ぐ災害により、支援を必要とする地域や人々はさらに増えています。
山の日アンバサダー有志と思いを同じくする有志一同、皆さまの引き続きの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

山の日アンバサダーからのメッセージ

ネパールに深い縁を持つ人。ヒマラヤを訪れたことのある人。
山や自然を通して世界とつながってきた人。
それぞれ立場も経験も違います。
でも、ネパールの人々に少しでも早く日常を取り戻してほしいという思いは同じです。

野口健

野口 健

山の日アンバサダー/アルピニスト

ヒマラヤの氷河が崩壊し大災害に見舞われたネパール。
氷河の融解による氷河湖の決壊のリスクについて約20年前から訴えてきましたが、近年、ネパールでは氷河融解による災害が増えています。多くの専門家が指摘している「気候変動の影響」が原因だとすれば、我々も無関係ではないということです。
日本各地で災害が多発する中でネパール支援のお願いをする事は心苦しいのですが、しかし、熊本地震が発生した時に真っ先にネパールの知人から連絡が入り「村人でお金を集めておくるね。困っている時はお互い様だから」とアクションを起こしてくれました。あの一本の電話にどれだけ助けられた事でしょうか。まさに「お互い様精神」が求められます。
どうか、友好国でもありますネパールのためにサポートを頂けたら幸いです。 全額、ネパールで使わせて頂きます。 どうかよろしくお願いいたします。

片山右京 2026.09.29new!

片山 右京

山の日アンバサダー/元F1ドライバー

自分も山ではネパールの人達には本当にお世話になっているので、微力ですが、少しでも役に立ちたいので協力させて頂きます。

野口絵子 2026.09.29new!

野口 絵子

山の日アンバサダー

何度も訪れてきたネパールで、今回、このような災害がおき胸が痛みます。 ネパールでは温暖化による氷河の融解は10年以上まえから危惧されており、今回も気候変動が指摘されています。自然には、国境はありません。世界中で私たちが使うエネルギー、日々の暮らし、そのすべてがつながっています。 被災された皆さんが安心して暮らせる日が一日でも早く戻るように。これまでたくさんのものをもらったネパールへ、今度は私ができることをしていきたいと思います。

奥宮俊祐 2026.10.06new!

奥宮 俊祐

山の日アンバサダー/トレイルランナー

ネパールで被災された皆様に、一日も早く笑顔が戻ることを心より願っています。
私はまだネパールを訪れたことはありません。
しかし、いつかネパールを訪れ、エベレストをはじめとする雄大な山々に挑戦したいと、ずっと憧れを抱いています。
そんな憧れの国・ネパールが大きな災害に見舞われたことに、強い衝撃を受けました。
また、今回の災害について考える中で、環境や気候の変化は決してネパールだけの問題ではなく、この地球で暮らす私たち一人ひとりに関わる問題だと感じています。
微力ではありますが、ネパール支援の一助になればとの思いから、今回の活動を支援させていただくことにしました。
被災された皆様に一日も早く笑顔が戻り、そして、ネパールの皆様や、この地を目指す多くの人たちの夢が未来へとつながっていくことを、心より願っています。

中村みつを 2026.10.06new!

中村 みつを

山の日アンバサダー/イラストレーター

これまで何度か訪れたヒマラヤ。 そこで出会ったシェルパやポーター、村の人たちの温かさは、今も心に深く残っています。 そんな思い出の詰まったネパールで、大規模な土石流が発生しました。 とくに被害の大きかったランタン地域は、以前に山旅で訪れた場所でもあるため、 なおさら切なく、もどかしい気持ちでいっぱいです。 歌と踊りが大好きなネパールの人たち。 少しでも早く彼らが笑顔を取り戻せるよう、私にできることから始めていきたいと思います。  描いた絵は「月夜のダンス」、旅の思い出の一枚です。

今井香子 2026.10.17new!

今井香子

山の日アンバサダー/書家

自然の威力(今回は破壊力)の強さをマジマジと感じさせられたネパールの土石流。
私達人間の生き方がそこに、影響を及ぼしてしまったのかもしれません。
私達1人1人が、大切なものを壊さない努力を惜しまず、これ以上悲しいことが起きないように、、、自然が泣いている、怒っている、また静かな里山を取り戻せたら、、、という思いを書に託しました。

柏澄子 2026.10.17new!

柏 澄子

山の日アンバサダー/ライター

山の日アンバサダーのまとめ役である近藤謙司さんから電話がかかってきたのは、8月30日。ランタン・リルン北面で大規模崩落があったのは26日であり、その直後でした。少しでも、ネパール復興の役に立てればという切ない思いがあります。
山体崩壊ともいえるような大規模な崩落により、大量の氷雪や岩や水が渾然一体となり、瞬く間に谷から川へと急降下し、流域の橋や建物、人々の暮らしを押し流したこのさまを、現地の人たちは「ヒマラヤ津波」と呼んだそうです。
役に立つというのはおこがましいかもしれませんが、それでも役に立ちたい、その道を探したいと思うのは、長年ネパールに通った愛着のある土地、大切な友人達が暮らす国であるだけではありません。ヒマラヤの山奥でおきたことは、ここで終わることではない、自分ごとであると感じています。
なぜ山体崩壊が起きたのか、研究者たちのレポートがあります。解明されていないことも多々あるようです。ヒマラヤ地域ではランタン・リルン以外にも、氷河湖決壊や大規模土石流、大規模な雪崩が続いています。
ヒマラヤを登ったり、麓を歩くと感じる「これまでとは違う」という感覚は、幾つもあります。氷河の後退や崩落、降雪・雨のパターンや季節の移り変わりが変わってきたことなど。ネパールだけでなく、地球全体に及んでいることだと思います。
復興にあたって、いろいろな問題が出てきました。避難先の確保や維持、移住問題、そこには費用や土地の確保だけでなく、多民族で構成されているネパール特有の難しさもあるようです。
ネパールのことを読んだり、現地を訪れて見たり、聞いたり、人と出会いながら、これからもネパールとの関係を続けていきたいと思います。
Namaste Nepal🙏

ろうそく
竹内洋岳 2026.10.19new!

竹内洋岳

プロ登山家/外務省アジア大洋州局日本ネパール外交関係樹立70周年事業アドバイザー

日本とネパールは国交樹立70周年を迎えました。
70年前に日本がマナスルに初登頂したことを祝い、両国は国交を樹立したのです。
国交の多くは、戦争、紛争、貿易などの利害関係で結ばれてきた中で、世界史上唯一、登山をきっかけに国交を樹立したのは、日本とネパールだけです。利害ではなく、挑戦と協力のシンボルでもある「登山」で結ばれた両国だからこそ友好と交流が続いてきました。
登山でネパールと結ばれた、私たち一人一人が、復興という頂上に向かってネパールの人たちと共に挑戦と協力をしていきましょう。

猪熊隆之 2026.10.19new!

猪熊隆之

山岳気象予報士

ヒマラヤ・ランタン山群で発生した氷河や岩盤の大規模な崩落。それによって引き起こされた土石流や洪水。そして、今まさにサイクロンの北上によって大雨に襲われています。相次ぐ災害によって多くの方が被災されたことに、本当に心が痛みます。
ネパールと日本は、ともに山と深く関わりながら暮らしてきた国です。ネパールの人たちは、私たち日本人をいつも温かく迎え入れてくれます。私自身、ネパールには多くの友人がいます。そして、そこには、私たち登山者が憧れ、何度も足を運んできたヒマラヤの山々があります。大災害から1ヵ月以上経った今も、被災地では多くの人々が避難生活を続けています。一日も早く、彼らが日常生活を取り戻すためには、これからも長い支援が必要です。どうか、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
今回の災害は、私たちにもうひとつ大切なことを問いかけています。ネパールのバレンドラ・シャハ首相は9月24日、ニューヨークで開かれた国連総会の一般討論演説で、今回の災害について「単なる地域的な悲劇ではなく、世界への警告だ」と訴えました。
世界に目を向ければ、今年もロシア極東地域で大規模な火災が発生し、世界屈指の針葉樹林帯タイガの森が燃えています。森林火災はカナダやヨーロッパなど世界各地で起きており、二酸化炭素を吸収してくれる森林が激減していることが温暖化をさらに加速させています。
そして、ヒマラヤでも温暖化による永久凍土の誘拐や氷河の後退、氷河湖の形成などが、山岳地域の災害リスクを増大させることが懸念されています。特に、ここ数年、地球温暖化の進行は加速度を増しています。気象災害の甚大化、多くの動植物の死滅、食糧難、水不足などが深刻化することが予想されます。私たちがこのままの生活を続けていれば、多くの生物や植物が致命的な損害を受けることになります。人間も地球で他の動物とともに生かされている以上、例外ではありません。山に登っている私たちは、その地球からの警告をもっとも身近に感じることができます。一人ひとりにできることは小さいかもしれません。しかし、日々の暮らしの中でできることを実践し、その輪を周囲へ広げていくこと。そして、社会や政治に対して必要な対策を求め続けていくこと。その積み重ねが大きな力になると私は信じています。
まず今、私たちにできることは、被災された方々に思いを寄せ、支援の手を差し伸べることです。ヒマラヤの麓で暮らす人々が、一日も早く安心して日常生活を送れるように。そして、このような悲劇を少しでも減らしていくために。できることから、一緒に行動していきましょう。
私も微力ながら、できることを続けていきたいと思います。どうか皆さまの温かいご支援を、よろしくお願いいたします。

エベレストにて
なすび 2026.10.26new!

なすび

山の日アンバサダー

この度のネパールでの甚大な災害に際しまして、多くの命が失われ、被災した地域では、今も尚、厳しい避難生活を余儀なくさている方々が沢山おられる事に、心を痛めております。
私は2012年に、マナスルへのトレッキングで初渡航して以来、2016年にエベレスト登頂を果たすまで、幾度となく、ネパールに渡航して、現地の皆様と交流を深めて参りました。
また、2015年のネパール大地震の時には、エベレストBCでヒマラヤ史上際大規模の氷河の崩落事故に遭遇して、現地でのボランティア活動に取り組み、そこから五年間、ネパールに通い続けて支援活動にも勤しみました。
それから十年を経て、今またネパールに大きな被害をもたらした未曾有の災害が起きて、私にとって、特別な御縁と絆を強く感じているネパールに、少しでもお役に立てる様な恩返しが出来ればと思っております。
ネパールに思いを寄せて下さる方々からの、御尽力と御協力を賜れます様、何卒、宜しくお願い申し上げます。

ネパールにて
近藤謙司

近藤 謙司

山の日アンバサダー/国際山岳ガイド

僕はこれまで何十年もネパールに通い、ヒマラヤの山々に登ってきました。 でも、ネパールからもらったものは、山頂や登山の経験だけではありません。 一緒に山を登ったシェルパたち。 村で出会った人たち。 笑顔で迎えてくれた子どもたち。 僕の人生そのものが、ネパールの山と人に支えられてきたと言ってもいいと思っています。 今回の大規模災害を受けて、山の日アンバサダーの仲間たちと、有志で支援を呼びかけることにしました。
私たちは、山からたくさんのものをもらってきました。 だから今度は、私たちから少しでも返したい。 大きなことを一人でする必要はありません。 少しの寄附でも。 この活動を誰かに伝えることでも。 一人ひとりの力が集まれば、大きな支援になります。
山でいつもそうしてきたように、今度はみんなで力を合わせて、ネパールへ。 山からもらったものを、今度はネパールへ。

2015年ネパール大震災義援活動

2015年ネパール大震災の義援活動にて

AGエベレスト登山隊2024隊員&ネパールスタッフ

AGエベレスト登山隊2024の隊員&ネパールスタッフたちと

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この支援の輪は、これからも広がっていきます。

ご寄付について

今回の支援では、新たな募金口座を私たち自身で設けるのではなく、
登山家・野口健が代表を務める認定NPO法人Peak Aidが立ち上げた「ネパール大規模洪水基金」を通じて寄附を受け付けます。
Peak Aidは、2015年のネパール大地震の際にも現地団体と連携してエベレスト街道の村々へテントを届けるなど、
ネパールで長年にわたり支援活動を続けています。今回も現地関係者と連絡を取りながら支援を進めています。
現在、寄附金は主に次の支援に活用される予定です。
ネパール政府の「Prime Minister Disaster Relief Fund」への寄附
現地民間団体と連携した食料、衣類、学童品等の支援
被害を受けたランタン地域の山小屋等の復興支援
(現地の状況は刻々と変化しています。そのため、支援内容を最初から一つに限定するのではなく、現地と連絡を取りながら、その時に本当に必要とされる支援を行う方針です。)

ネパールを支援する

皆さまからの寄附は、認定NPO法人Peak Aid「ネパール大規模洪水基金」で受け付けています。クレジットカード、銀行振込、郵便振替でご寄付いただけます。

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一人ひとりの力を、ネパールへ。

私たちだけでできることは、決して大きくありません。
でも、一人が声を上げ、その声をもう一人が伝え、また誰かが力を貸してくれる。
山では、一人ではできないことを、仲間と力を合わせて成し遂げてきました。
今回も同じだと思っています。

山からもらったものを、今度はネパールへ。
この思いに共感していただけましたら、ぜひ支援に参加してください。
そして、このページを皆さんの友人や仲間にも伝えていただけたら幸いです。

山の日アンバサダー有志一同